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オタクの祭典コミケに行くなら、初心者必須の【攻略法】はコレ!

ビッグサイト画像

年に2回のオタクの祭典・コミックマーケット、通称「コミケ」。毎年ニュースになるほどの大規模イベントですが、行ったことのない方も多いでしょう。 今回は、初めてコミケに行く!というコミケ初心者の方向けに、コミケの概要とオススメ攻略法をご紹介いたします。

 

日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」とは?

 

ここ数年ニュースでずいぶん話題になることも増えたコミックマーケット。しかしコミケ自体は1975年に始まり、既に40年近い歴史を持つ「日本最大の同人誌即売会」なのです。

 

ビッグサイト
▲コミケの象徴、「ビッグサイト」。ここが熱い戦いの場となるのです!

 

最初はメインスタッフ4名程度、虎ノ門の会議室で始まったコミケですが、今では東京国際展示場(東京ビッグサイト)の全ホールを使って開催しています。ビッグサイトといえばコミケの象徴になっていますが、最初からビッグサイトでの開催ではなかったのですね。

 

そんな長い歴史を持つコミケは、2016年の夏に90回目を迎えます。日本のマンガ・アニメ文化は世界的にも有名なところですが、近年は海外からの参加者も見受けられるほどで、もはや世界最大級の同人誌即売会と言っても過言ではないでしょう。

 

さて、コミケは年に2回、夏と冬に開催されています。
夏に行われるコミケを「夏コミ」、冬に行われるコミケを「冬コミ」と呼び、通常3日間ずつ開催されます。

 

3日間の述べ入場者数は約55万人。参加サークル数は約3万6千サークル、コスプレイヤー数は約2万人を数えます。ちなみに東京ドームの収容人数は5万5千人なので、東京ドーム10個分の人数がコミケに訪れるという計算です。

 

行かう人々
▲3日間の述べ入場者数は約55万人!フロアは同人誌を求める来場者で賑わう

 

そんな大規模なイベントですが、入場料は無料です。
ただ、初めて参加する場合はコミケのカタログを購入しておくことを強くオススメします。カタログには参加サークルの紹介、配置などが記載されており、コミケ開催前に通販や取り扱い書店で事前に購入することができます。かなり分厚い冊子なのですが、最近では電子版も販売されています。
詳しくは、コミックマーケット公式サイトの「カタログ取扱店一覧」を確認してください。

 

動員数55万人! 人はなぜコミケに行くのか?

 

なぜ、こんなにもたくさんの人がコミケに行くのでしょうか。コミケ参加者にはそれぞれの想いがあると思いますが、人々を引きつける「場」としてのコミケの魅力を、3つほど挙げてみました。

 

 

1)理想の作品・仲間と出会える「場」

自分の好きなものについて、同じように語り合える友人がいると楽しいですよね。コミケには、さまざまなアニメ・マンガ・ゲームの同人作品が集まります。同人作品は、その作品を愛しているからこそ生まれるもの。そんな作品を愛する仲間が一同に介するのが「コミケ」なのです。

 

近年の参加サークル数は3万5千ですから、ひとつのサークルが複数の作品を展示即売していることを考えると、7~10万、あるいはそれ以上の作品が会場に集まることになります。

 

有名なサークル、老舗サークル、そして初々しい新人サークルなど、コミケは新しい才能で満ちあふれています! これまで商業作品などで満足できなかった人も、コミケに行けば理想の作品、そして素晴らしいサークルや絵師に出会えるのではないでしょうか。

 

 

2)人気サークル・クリエイターが集まる「場」

インターネットの普及に伴い、プロアマ問わず作品を発表できるようになりました。そんなインターネット上の表現者と実際に会い、作品を購入できるというのも、コミケに人が集まる理由の1つと言えるでしょう。

 

コミケ参加者の中には、誰もが知っている人気サークルももちろん含まれますし、プロの漫画家が忙しい締め切りの合間を縫って描き上げた新作をひっさげてサークル出展している姿も珍しくありません。サークルとしての参加ではなく、一般客として訪れる人達の中にも漫画家、イラストレーターといったプロがたくさんいるのです。
同人誌の絵

▲「新刊あります」の文字がファンにはうれしい

 

コミックマーケット準備会とコンテンツ研究チームが共同でまとめた『コミックマーケット35周年調査 調査報告』によれば、2010年8月に開催された「コミケット 78」では、サークル参加の回答者33,167 人のうち、4.7%がプロの漫画家、イラストレーターが1.8%、小説家0.4%という驚きの統計が報告されています。もちろんプロではなくても著名・高名なイラストレーターの姿も多く見かけることができるでしょう。

 

「あこがれのイラストレーターが、クリエイターが。いま自分と同じ空間にいる!」
こうした興奮を味わえるのも、コミケならではと言えるでしょう。

 

 

3)あらゆる表現者を受け入れる「場」

コミックマーケットの参加者用に公式サイトから配布されている『コミケットマニュアル』の冒頭には、コミックマーケットの理念が記載されています。

 

“コミックマーケットは同人誌を中心として すべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした 表現の可能性を広げるための「場」である”

http://www.comiket.co.jp/info-c/C86/C86comiketmanual.pdf

 

 

コミケはマンガ・アニメ・ゲームなどに関連した作品や論表を自由に発表できる「場」です。同人誌に注目されがちですが、自作のゲームやアクセサリーを販売しているサークルも数多く存在します。

あらゆる表現者が表現を許され、参加者同士で刺激しあえる「場」としてのコミケは、自分の表現欲求を満たす場としても機能しているのです。

 

最近では『艦隊これくしょん-艦これ-』や『刀剣乱舞』といったオンラインゲームが人気で、これに関連したサークルやコスプレイヤーの数が多くなっています。

 

また『黒子のバスケ』などのヒット作品を連載してきた集英社の『週刊少年ジャンプ』に関連したものや、二次創作を公式に許可している弾幕シューティングゲーム『東方Project』、また、アイドル育成ゲーム『アイドルマスター』も根強い人気を維持しています。

 

 

 

初めてのコミケ!事前準備と当日の装備品は?

 

「とにかくコミケに行ってみたい!」というコミケ初参戦の方へお伝えしておくべきこととして、コミケは「戦場」と例えられます。

 

大きな建物に何十万人といる参加者、目当てのサークルの作品をゲットするために朝から並ぶ猛者もいます。「朝から並ぶのはちょっと……」と思うかもしれませんが、絶対朝から並ばないと入場できないというわけではありません。ポイントとなるのは、コミケへ行く目的です。

 

それでは、初めてのコミケ参加のための事前準備と、当日のオススメ装備品をご紹介いたします。

 


▲会場内や建物周辺は、こんな混雑になることも!

 

 

■コミケのルールやマナーを知っておこう

40年も歴史のあるコミケですが、たくさんの人が集まるため、独自のルールやマナーが存在します。例えば、壁際のサークル(通称「壁サークル」)では並び方が決まっています。コスプレについても写真を撮ってよい場所が決められています。

 

公式サイトの『コミケットマニュアル』や、公式のカタログにそういったマナーやルールが記載されていますので、予め把握しておきましょう。あるいは、コミケに行き慣れた友達と一緒に行くと色々教えてもらえていいでしょうす。
たくさんの人が気持ちよく過ごせるように、自分もまたコミケの参加者であると自覚して、マナーはきちんと守りましょう。

 

 

■事前準備は「目的をはっきりさせる」こと

マナーが分かったところで、次は「自分の狙い」と「当日のスケジュール」を把握しておきましょう。

コミケの会場である東京国際展示場は、西棟と東棟に分かれています。そのため、目当てのサークルの場所によっては西へ東へと移動しなければなりません。混雑する会場内を、何度も往復するのはかなりの重労働になります。

▲西棟と東棟は、エントランスを挟んで反対側。混雑時は移動に30分以上かかることもあります。各ホールへの出入りや導線について詳しくはコミケカタログをよく確認しておきましょう。

 

なのでまずは、「コミケで何を入手したいのか」を決めましょう。

同人誌を買うのが目的であれば、目当てのサークルがどの場所(スペース)に出展しているのかを事前に確認し、リスト化しておきます。

 

場所を調べるには公式のカタログを入手するのが一番確実ですが、サークルのBlog、Twitter、ホームページなどがあるなら、そちらを駆使して調べてみましょう。たいていのサークルでは、コミケの出展スペースを記載しています。
また、当日になって出展スペースが変わることもあるので、サークルのTwitterはフォローしておくことをオススメします。

 

人気のサークルを狙う場合は、午前中で完売することもあるため早めの来場が必要ですが、そういった目的がないなら、お昼過ぎの来場がオススメです。この時間になると入場制限が解けますので、スムーズに会場入りすることができます。

自分が狙うサークルや欲しいものによって、当日どこから回るか、予め計画しておきましょう。

 

 

■初めてのコミケは冬コミがオススメ! 夏コミは熱中症対策を

通例、大晦日を最終日とした3日間で行われる冬コミと、8月15日前後のお盆休み3日間で行われる夏コミ。初めてコミケに行くなら、どちらかといえば冬コミのほうが熱気もなく、過ごしやすいといわれています。

 

夏コミに挑戦する場合、この季節の外気は30度を超えますし、建物内はさらに熱気で温度が上昇しています。服装はなるべく風通しのよいものにして、水分補給をこまめにするなどの熱中症対策が必要です。会場に着く前に必ず、500mlペットボトル2本は用意するようにしましょう。

 

水分だけではなく、塩飴などで塩分を補給するのも忘れずに。また日差しを防ぐ帽子や、汗を拭くタオルも必需品です。冷却ジェルシートや保冷剤で体温調節するのも有効な手段ですね。

 

りんかい線国際展示場駅の駅前にコンビニがありますが、間違いなく混雑していますので、必要な物は現地に着く前に調達しておくといいでしょう。

 

▲国際展示場駅前のコンビニは、コミケ期間中に売り上げ日本一になったことも

 

 

■体調と小銭は万全に!

徹夜、睡眠不足は広大な会場を動きまわるなかで、倒れる原因になりかねません。体調は万全にしておきましょう。たくさんの人が集まるので、風邪などを貰いやすい環境でもあります。

 

特に冬は乾燥し、インフルエンザなどが流行る時期ですので、手洗い・うがいをしっかりと行いましょう。

 

もう1つ、万全にしてほしいのは小銭の準備です。
サークル参加者は自前で釣り銭を用意していますが、一万円など高額紙幣を出すと、釣り銭が足りなくなってしまうかもしれません。100円玉などをたくさん持っていくようにすると、トラブルなく買い物ができるでしょう。

 


▲ルールをおさえて、すてきな戦利品をたくさん持ち帰ろう!

 

コミケはたくさんのサークルと参加者、ボランティアスタッフが一丸となって成立します。常識をわきまえ、健康に気をつけながら、楽しいコミケ期間をお過ごしくださいね。

 

(制作:ナイル株式会社)
(執筆:園田 菜々)

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