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スーツ男子の描き方講座〈スーツの種類・仕組みも解説!〉

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会社で働くサラリーマン、裏社会のアウトロー、結婚式でのフォーマルスタイルなど、ビシッと決まったスーツ姿の男性に魅力を感じる人も多いと思います。 この講座では、そんなスーツ男子たちを描くのに役立つ、メンズスーツの種類や構造、描き方のポイント、アクセサリーについて解説します。

 

スーツの種類と構造

 

一口にスーツと言っても、そのデザインにはいろいろな種類があります。
まずは、男性用スーツの種類や構造を見てみましょう。

 

シングルとダブル

スーツはボタンの配列によって、シングルスーツとダブルスーツに分けられます。

 

シングルスーツは、現代のビジネススーツの定番で、前のボタン配列が1列のデザインのものを指します。ボタンの数は、2つボタンと3つボタンのものがあります。
ダブルスーツは、前のボタンの配列が2列あり、合わせ部分を大きく重ね合せるデザインのものを指します。ボタンの数は4〜6つになり、シングルよりもフォーマルな印象が強いです。

 

 

ボタンの数

シングルのスーツは2つボタンと3つボタンのものがあります。

 

2つボタンのスーツは、ネクタイとシャツが見える「Vゾーン」の部分が広くなります。2つボタンを着るときは、上のボタンのみ閉めて、下のボタンは閉めずに開けておきます(下のボタンはあくまでも飾りです)。
3つボタンのスーツは、Vゾーンが狭くなります。基本的に一番上のボタンと真ん中のボタンのみを閉め、やはり下のボタンは開けておきます。

 

ツーピースとスリーピース

また、ジャケットとスラックスで構成される一般的なスーツを「ツーピーススーツ」、ジャケットとスラックスにベストを加えたスーツを「スリーピーススーツ」と呼びます。

 

スリーピーススーツは、ジャケット、スラックス、ベストの3つが揃っていることから、「三つ揃え」とも呼ばれています。ツーピースよりもフォーマルな印象を与えます。

 

襟の種類

スーツの印象は襟でも変わってきます。

 

  1. ノッチドラペル:ひし形の上襟と下襟からなる、一般的な形のものです。
  2. ノッチドスリム:ノッチドラペルよりも襟の幅が狭くシャープになっています。
  3. ピークドラペル:ピークは「先の尖った」という意味です。下襟の先端が上に尖っている襟です。ドレッシーなタイプのスーツに多く見られます。
  4. ピークドスリム:ピークドラペルよりも襟の幅が狭くシャープになっています。
  5. ショールカラー:上襟と下襟が繋がった、帯状の肩掛けの形をしたタイプのもので、下襟が丸く緩やかにカーブしているのが特長です。主にタキシード向けの襟で、その形からへちま襟と呼ばれることもあります。

 

切れ目の種類

スーツの後ろ身頃に縦に入っている切れ目を「ベント」と言います。ベントは、動きやすさを上げる役割を果たし、スーツの後ろ姿の印象を決めるポイントともなります。

 

ベントには3つの種類があります。

  • センターベント:スーツの後ろ身頃部分の中心に縦に切れ目が入っているタイプを指します。一般的には2つボタンのシングルスーツに使用されています。
  • サイドベンツ:スーツの後ろ身頃部分の両サイドに切れ目が入っているタイプを指します。ベントの切れ目が広がっていない状態が良い着こなしとされています。
  • ノーベント:スーツの後ろ身頃に切れ目がないタイプを指します。主に冠婚葬祭などに着るフォーマルスーツです。

 

スーツのパーツと構造

そのほか、スーツはいろいろなパーツで構成されています。どういうパーツで構成されているか知っておくことで、イラストにする際にイメージしやすくなります。

 

  1. ゴージライン:上襟と下襟の縫い合わせた部分のことを指します。
  2. サイドポケット:フラップポケットと呼ばれるふた付きのポケットが一般的なデザインです。角度の付いたものや、外側から袋を貼り付けた形のものなど様々な種類があります。
  3. フロントダーツ:前身頃の胸から腰の辺りにかけて、縦に入った線のことを指します。ウエスト周りを絞り、ラインを美しく見せる役割を果たします。
  4. フロントカット:前身頃の裾の形のことを指します。丸型のレギュラーカットや角形のスクエアカットなど種類があります。
  5. カフ:袖口のことを指します。機能性を上げるためにスリット状になったものもあります。

 

 

スーツ男子を描くときのポイント

 

続いて、スーツ男子を描くときのポイントを解説していきます。

 

全体的なシルエット

スーツの丈は短すぎても長すぎても不恰好に見えます。股下より少し上辺りが丁度いい長さでしょう。
腰のラインは、縦に入ったフロントダーツという線によって絞られているため、緩やかにくびれています。
フロントダーツの入っていないスーツの場合は、寸胴なボックススタイルになります。
また、細かなポイントとして、ジャケットの袖から1〜2cmシャツの袖が出るように描きましょう。

 

襟を描くときのポイント

上襟と下襟はかなり上の方にあります。上襟が長くなりすぎないように気をつけてください。
上襟と下襟の境目であるゴージラインと鎖骨の位置を意識して描くといいでしょう。

 

 

シワの入れ方

シワの入りやすいポイントを把握しておけば、自然にシワを入れられます。
基本的にスーツの襟にはシワは入りません。同様に肩の部分にもあまりシワは入りません。
シワは、ウエスト・腕とボタン周りに入ります。ただし、スーツは生地に厚みがありますので、細かく描きすぎて薄い布に見えないよう、調整して描きましょう。

 

肩の描き方

肩は、丸みそのままに描くのではなく、少し角度を付けて描くといいでしょう。
一筆で描くのではなく、袖の縫い目で一度ペンを離して描くと丸くなりません。

 

スラックスの描き方

スラックスのポケットは、ジーンズのように前面に付いているのではなく、側面に付いているため正面からは見えにくいです。
ポケットの線も大きく角度の付いた斜めではなく、ほとんど縦に近い斜めです。
スラックスは、前後中央に入っている縦線がポイントです。これを描くだけでスラックスらしく見えますので、忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

スーツ男子に似合うアクセサリー

 

最後に、スーツ男子の魅力をアップさせるアクセサリーを紹介します。

 

シャツ

ジャケットの下に着るシャツは、シンプルなホワイトも爽やかで素敵ですが、ブルーやピンク、パープルなど色のついたシャツ、ボタンダウンのシャツも魅力的です。
また、シャツに細いストライプ(縦縞)の入ったものや、襟と袖だけ白いデザインのものも、キャラの個性が出て良いでしょう。

 

ネクタイ

ネクタイも、定番で無難な無地のネクタイから、ストライプ柄、ドット柄など様々なデザインがあります。
また、幅も通常のレギュラータイから、細めのナロータイまでバリエーションがあります。
会社、プライベート、パーティーなど、シーンによって使い分けましょう。

 

スーツに合わせる靴は、革靴が基本です。
靴紐のあるタイプでは、靴紐を通す穴のある「羽根」の部分が、靴の外側に付いている「外羽根」タイプと、内側に付いている「内羽根」タイプがあります。
また、つま先のデザインも、横線が1本入っている「ストレートチップ」タイプや、逆につま先に一切飾りがないタイプなど、様々な種類があります。
靴の形にもいろいろなデザインがありますが、つま先を少し尖らせて、上に反らせるとかっこよく見えます。

 

ネクタイピン

ネクタイピンは通常、シルバーまたはゴールドのものが選ばれます。
付ける位置は特にルールはありませんが、なるべく不自然に見えない位置に付けましょう。
ジャケットを着ているときと、ジャケットを脱いでシャツだけのときで、付ける位置を変えてみるのもいいと思います。

 

その他のアクセサリー

このほかにも、下襟にラペルピン、胸ポケットにポケットチーフ、袖口にカフスボタンなど、どれか一つでも付けるだけで印象が変わってきます。
おしゃれに気を使っているキャラクターなら、ぜひアクセサリーを付けてあげましょう。

スーツはよく見かける服なので、記憶やイメージに頼って描きがちですが、スーツの種類やパーツ、アイテムの組み合わせを知れば、しっかりとしたスーツ男子を描くことができます。
基本を把握しつつ、写真や資料を見て、ぜひ好みのスーツ男子を描いてみてください。

 

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