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感情の数だけ表情がある!作例と図解で豊かな表情をマスターしよう

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イラストやマンガのキャラクターの感情を表現するには、そのキャラクターの気持ちを的確に表した表情を描くことが重要です。では、その感情には一体どれだけの種類があるのでしょうか? 感情の種類に合わせたキャラクターの魅力的な表情の描き方を、作例や骨・筋肉などの図解付きでわかりやすく解説します!

 

表情ができる瞬間

 

私たちは日常で様々な表情をするが、それらは基本的に無意識の反応で、自分で意識的に表情を変えることは少ない。

表情を描きはじめる前に、どんなときに表情ができるか考えてみよう。

 

感情・気持ちが生まれたとき

人は見聞きしたものやコミュニケーションを通じて、嬉しさ、悲しさ、怒りといった感情(気持ち)を抱きます。
その感情が顔の筋肉を動かし、顔に表情を作ります。

 

▼怒る

 

 

▼ひるむ(怖がる)

 

 

▼ニヤリと笑う

 

 

▼切ない

 

 

▼悔しくて泣く

 

 

気温や体調の変化

暑さや寒さに対する体の反応や、眠くなる生理現象、病気による体調の変化など、自分の意志や感情とは無関係の体の機能に対しても、無意識のうちに表情は生まれます。

 

▼眠い

 

 

▼寒い

 

 

▼暑い

 

 

▼体の具合が悪い

 

 

 

食事

食べ物を口に含んで、噛む、飲むといった動作をすることで顔の形が変わるほか、味覚によっておいしい、まずいといった感想が、嬉しい、嫌だといった感情に繋がり、食事している顔には自然と表情ができます。

 

▼おいしくて嬉しい

 

▼まずくて嫌だ

 

 

感情の種類

 

「喜怒哀楽」という言葉があるが、人の感情はそれだけでは表現できないたくさんの種類が存在する。

ここでは、生物学や心理学の研究に基づいて大別された感情の分類を紹介しよう。

 

世界共通の感情6種

多くの研究結果によれば、「喜び、怒り、悲しみ、驚き、恐怖、嫌悪」、この6種の感情は、人種や地域、文化に関わらずみな同じ表情をするといわれています。

 

▼怒り

 

▼喜び

 

▼悲しみ

 

▼驚き

 

 

▼恐怖

 

 

▼嫌悪

 

 

感情の輪

心理学者のロバート・プルチックは前述の6種の感情に「信頼」と「期待」を加え、それぞれの感情の強弱と組み合わせを表現した感情モデル「感情の輪」を提唱しました。

 

一部、日本人には馴染みが薄い表現があるかもしれませんが、感情の分類がとてもわかりやすくまとめられています。

 

 

その他の感情を表現する言葉

日本語には感情を表現する言葉がいくつもあり、上述の「感情の輪」に当てはめるよりもストレートに表情のイメージが湧きやすい言葉があります。

感情を表すボキャブラリーを増やすと、描ける絵の幅も広がります。

 

嬉しい、ドキドキする、憧れる、尊敬する
期待する、ワクワクする
信じる、警戒する、怪しむ、照れる、恥じらう
焦る、切ない、胸が苦しい、胸がときめく、心が躍る
悔しい、悔し泣き、すねる、むくれる、嫉妬、憎い…など

 

 

表情を作る顔のパーツ

 

私たちは表情を見てその人がどんな気持ちを抱いているか自然に読み取っているが、どこを見てその判断をしているのだろうか?

表情を作りだし感情を表す顔のパーツについて解説しよう。

 

重要なのは目・眉・口の動き

どんな表情かを判断するポイントは、目と眉、そして口の動きです。
これらのパーツの組み合わせで表情を描き分けることができます。

 

▼例:激怒する

 

 

▼激しく怒ったことで興奮し、瞳孔が開く、目の周りに力が入ってまぶたが大きく見開く、眉間にシワが寄る、眉尻が吊り上げる、といった特徴が表れます。

 

▼上下の歯が見えるほど口を大きく横に開き、口を開けて怒鳴っています。怒ると頬の筋肉に力が入るため、口は縦より横方向の開き具合が大きくなります。

 

 

▼嬉しい笑顔

 

▼悲しくて泣く

 

 

目・眉

目の特徴は、目を見開く、目を細めるといったまぶたの動きと、瞳孔が開く、目をそらすといった瞳の動きの2つの組み合わせでできています。

眉は、眉頭が上がる・下がる、眉全体が上がる、眉間にシワが寄る、といった特徴が表れます。

 

 

口の動きは、口角が上がる、歯を食いしばる、唇を固く結ぶ、下唇に力が入るなどが挙げられます。上下の唇の形と歯の見せ方が重要になります。下唇の下端を線で描き加えると唇の立体感が増します。

 

 

 

表情に関わる骨と筋肉

 

笑うとできる頬のシワや怒ったときの眉間のシワなど、顔に表れる線は皮膚の下にある骨や筋肉が影響している。

多くの顔の骨と筋肉の中から、表情に関わる部位をピックアップして解説する。

骨と筋肉の顔に表れる部位

顔の骨と筋肉は人体の中でも特に複雑な形状をしていますが、表情を描くだけならすべての部位を覚える必要はありません。

骨であれば頬骨と下あご、筋肉であれば目や眉、口の周辺の筋肉を覚えておけば役に立ちます。

 

 

 

眉弓骨

前頭骨の一部。目の上側にある部位で、男性の場合はここが出っ張る

 

前頭骨と頬骨を繋ぐ線

男性の場合、額にこの骨が浮き出ている線を描くと男らしい印象になる

 

頬骨
顔の輪郭に影響する。

若いうちは肌にハリがあるのであまり目立たないが、加齢で皮膚がたるみはじめるとこの骨の線が出る

 

下顎骨
下アゴと呼ばれる部位で、顔の輪郭に大きく影響する。

耳側に近い部分やアゴ先は、男性が角張っているのに対して女性は丸みを帯びたラインになる

 

 

 

前頭筋
眉を上に上げ、額に横方向のシワを作る筋肉。
左右別々に動かせる

 

皺眉筋
眉を寄せて眉間に縦方向のシワを作る筋肉

 

眼輪筋
上下のまぶたを動かす目の周りの筋肉

 

小頬骨筋(上)大頬骨筋(下)
口角を上や外側に引っ張り笑顔を作る筋肉

 

口輪筋
上下の唇を動かす筋肉。

主に口先の動きに対応している

 

口角下制筋
口角を下に下げる筋肉

 

オトガイ筋
アゴを動かす筋肉

 

表情と筋肉の動き

表情ができたとき筋肉がどう動いているのか、いくつかの例を用意しました。

目の周りや口の周りに注目して、筋肉の動きを観察してみましょう。

 

▼喜び

 

▼悲しみ

 

▼怒り

 

 

▼驚き

 

▲目や口を大きく開けるような驚く表情でも、髪の生え際、目、鼻、耳の位置は変わりません。

 

 

※本記事は、『デジタルツールで描く!感情があふれ出るキャラの表情の描き方』(マイナビ出版)からの特別版抜粋記事です。

 

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子どもから老人まで! 解説イラスト約800点!  多数の執筆陣によるイラスト・マンガで使えるキャラクター表情集です。
心理学者ロバート・プルチック氏が提唱している「感情の環」をもとに様々な人間の表情を解説しています。

喜怒哀楽だけにとどまらず、マンガの表現でよく出てくるような「恋愛」「日常」「食事」「バトル」などといった
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『デジタルツールで描く!感情があふれ出るキャラの表情の描き方』

 

 

 

 

 

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