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ブルーサーマルの漫画家・小沢かな先生のライブドローイングをみてきたよ!-中編-

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前編では、イベント開催地となるマンガサロン『 トリガー』のご紹介をさせていただきましたが、中編からは、いよいよ漫画家 小沢かな先生によるライブドローイングのレポートです。

 

イベントスタート!!

常連さんが通常営業と勘違いしてふらっと来店、そのままイベントに参加されたりと、アットホームな雰囲気の中、お客さんもしっかり入って満員状態。いよいよイベントスタートです。

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ライブドローイングの前には、株式会社ワコムの轟木氏による同社ペンタブレットのチュートリアルと、株式会社セルシスの三木氏によるイラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX」のデモンストレーションが行われ、会場の温度は徐々に上がっていきます。
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小沢かな先生 登場!

そしてついに、漫画家・小沢かな先生の登場です。
※顔だしNGの為、写真が載せられないのが悔しいところです。

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プロである小沢先生でも、人前でのライブドローイングは初めてとのこと。
ライブドローイングは、CLIP STUDIO PAINTとCintiq Companion 2を使用して行われます。制限時間は80分で、司会者とのトークや観客への解説を行いながら1枚のイラストを仕上げるという難しい条件です。更に、その様子はニコニコ生放送でLIVE配信されます。先生と観客席の距離が非常に近いこともあり、自然と先生の緊張感が伝わってきます。

 

ライブドローイング スタート!

いざ、ライブドローイング スタート!
マンガサロン『トリガー』代表 小林氏を司会に、小沢かな先生、株式会社ワコム 轟木氏による解説が加わる形で、ライブドローイングは進行していきます。今回は、『ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』の主人公・都留たまきを描いていただけるようです。
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下書き

まず、顔から下書きを始めます。下書きを行うレイヤーに[対称定規]を設定して、顔のセンターとなる位置にガイドを作成します。
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顔の輪郭を描いていきます。
[対称定規]を設定しているので、ガイドの左側に線を描くと、ガイドを基準として対称に線が自動で生成されます。
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同様に、耳と首を描いていきます。
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[対称定規]を設定していないレイヤーに「左目→髪の毛→服」の順で下書きを行います。
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下書きが完成したようです。ですが、右目は描かれていません。何故でしょう。
その答えは、次のペン入れの工程で。
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ペン入れ

下書きのある左目からペン入れを行います。この後、右目の下書きを行わなかった理由が解ります。
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完成した左目を範囲選択して、コピーozawa_002_013

 

ペーストした後、反転
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移動を行うと、あっという間に右目が完成しました。

制限時間を考慮したデジタルならではの早業です。
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顔を完成させた後は、顔の位置を基準にバランスを確認しながら隣接する髪や服を描き進めている様に見えました。
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当たり前のように、さらさらとペン入れをされていますが、正確で線の強弱が綺麗です。
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これもライブならでは??機材トラブルで一時中断・・・

小沢先生の筆も温まり始めた頃、まさかの機材トラブルで一時中断です。
生放送、かつ制限時間もあり、会場全体が緊張に包まれます。
駆け回るスタッフさんの迅速な対応でなんとか無事復旧。ライブドローイング再開です。
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再度、集中力を取り戻した小沢先生の筆は、タイムロスを挽回すべく更に加速していきます。

時間制限もあり観客もハラハラドキドキ。これもライブドローイングならではの醍醐味でしょうか。

なんとかペン入れが終了しました。
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塗り

[筆]ツールの[水彩]や[色混ぜ]ツールなどを使いながら女性らしい柔らかな表情を描き込んでいきます。
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[選択範囲]ツールの[投げなわ選択]を使用して、髪の毛の選択範囲を作成した後、柔らかい大き目なブラシで塗りの作業へ。
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さらに髪の影を付け始めると、突然、立体感が増しました。
キャラクターが浮き出てくるようなこの瞬間は、いつ見ても感動的です。

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キャラクターの塗りが完了しました。
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今回は、キャラクターの下書きから塗りまでの工程を見ていきました。

後編では、背景から全体の仕上げまでの工程とイベント後の様子をレポートいたします。

 

小沢かな

漫画家
神奈川県出身。
『大東京トイボックス』などで知られる漫画家うめのもとでデジタル作画を学び、
今年4月から新潮社「月刊コミック@バンチ」で『ブルーサーマルー青凪大学体育会航空部ー』を連載開始。単行本1巻が発売中。
Twitter ID:@kana_ozawa_blue
Facebook Page : https://www.facebook.com/kana.ozawa.bluethermal/

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