ブルーサーマルの漫画家・小沢かな先生のライブドローイングをみてきたよ!-後編-

前回の中編では、キャラクターの下書きから塗りまでが完了しました。後編は、背景から全体の仕上げまでの工程とイベント後の様子をレポートいたします。

 

背景

背景の空を描いていきます。

まず、グラデーションツールで背景のベースを作成します。

小沢かな先生後編_001_ライブドローイング1

 

小沢かな先生後編_002_ライブドローイング2

 

高度が低い位置にある雲を描いていきます。

小沢かな先生後編_003_ライブドローイング3

 

小沢かな先生後編_004_ライブドローイング4

 

次に、高度が高い位置にある雲を描いていきます。

低い位置にある雲と高い位置にある雲では、気流の強さ、方向が異なるように描き分けられていることが解るかと思います。

小沢かな先生後編_005_ライブドローイング5

 

背景が完成しました。

背景を描く時は、図鑑などの資料を元に、高度や気流、気象条件などを考慮の上、細心の注意をはらって描かれているとのことでした。さすがグライダーをテーマとしたマンガを描かれているだけあるなぁと感心していましたが、なんと小沢先生自身もグライダー経験者とのこと。経験者のみ見ることが許される世界が、小沢先生の背景には凝縮されているのかもしれません。『ブルーサーマルー青凪大学体育会航空部ー』を読まれる際は、ぜひ背景にも注目してみてください。

小沢かな先生後編_006_ライブドローイング6

 

仕上げ

仕上げとして、キャラクターと背景を馴染ませていきます。

小沢かな先生後編_007_ライブドローイング7

 

逆光により、キャラクターの正面が若干暗くなるように、調整していきます。

キャラクターのエッジ以外の部分を範囲選択して、キャラクター正面に薄い影を追加します。

小沢かな先生後編_008_ライブドローイング8

 

小沢かな先生後編_009_ライブドローイング9

 

逆光によるレンズフレアを追加します。

小沢かな先生後編_010_ライブドローイング10

 

最後に逆光で光る髪の毛を追加したり、ハイライトの調整を行います。

小沢かな先生後編_011_ライブドローイング11

 

さすがプロです

時間内ぎりぎりで見事フィニッシュ。背景には、サービスでグライダーまで追加されました。通常であれば、まだまだ描きこむとのことでしたが、私の様な素人からみると何処を描き足すのか判断がつきません。制限時間や機材トラブルなどの逆境を乗り越え、時間内に完成させてしまうあたり、さすがです。突然のトラブルを上回るプロの底力。プロをなめてはいけません。良い子の皆さん、締め切りを守れるプロになりましょう!!

小沢かな先生後編_012_ライブドローイング12

 

イベント終了後には、交流会も!

イベント終了後には、予定されていたイベント参加者による交流会に加え、『ブルーサーマルー青凪大学体育会航空部ー』単行本1巻購入者に急遽、サイン会が行われるなど、お腹いっぱいの内容でイベントは終了となりました。私もちゃっかり『ブルーサーマルー青凪大学体育会航空部ー』単行本1巻とサインゲットしました!!

小沢かな先生後編_013_ライブドローイング13

 

小沢かな先生後編_014_ライブドローイング14

 

 

3編と続いたライブドローイングのレポートですが、いかがでしたでしょうか。

今回のライブドローイングの様子は、下記の動画に収録されています。

ぜひチェックしてみてください。

 

小沢かな漫画家
神奈川県出身。
『大東京トイボックス』などで知られる漫画家うめのもとでデジタル作画を学び、
今年4月から新潮社「月刊コミック@バンチ」で『ブルーサーマルー青凪大学体育会航空部ー』を連載開始。単行本1巻が発売中。
Twitter ID:@kana_ozawa_blue
Facebook Page : https://www.facebook.com/kana.ozawa.bluethermal/

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