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イラストや漫画に使える!上手な犬・猫の描き方

犬や猫の描き方講座

「人間は描けても動物は苦手……」と悩まれている方も多いことでしょう。動物も人間と同じく、顔や身体のパーツの比率を意識して描くことが大事です。これで格段に動物のイラストが上手くなります。今回は、動物の中でも犬と猫に注目し、マンガやイラストでの描き方のポイントをご紹介します。

動物もバランスが大事

 

人間の顔は目、鼻、口、耳と多くのパーツで構成されています。犬や猫も同じですよね。

 

イラストでは目を大きくしたりと、顔はデフォルメして個性を出すことが多いですが、体は実際の動物とかけ離れたバランスにしてしまうと、なんの動物だか分からなくなるので注意が必要です。

 

では、さっそく顔の描き方からご紹介いたしましょう。
人間は正円形で考えますが、犬の場合は縦長に、猫の場合は横長に考えます。

 

 

●犬は顔を縦長に鼻や口は大きめに描きましょう

 

犬の顔を正面に捉えたとき、その顔は縦長になります。
あたりをつける際は、まず縦長の円を描きましょう。それから人間と同様、バランスの目安となる十字線を描きます。

 

右半分の円の中央に右目、左半分の円の中央に左目が位置します。形は丸よりもアーモンド型です。尖ったような三角形に近くなればなるほど、りりしい犬になります。

 

 

下半分の円の真ん中より下側に鼻と口が位置します。遠慮せず、大きめに描くようにしましょう。
猫と違って、犬はボールのような大きいものをくわえられるほど大きな口を持っています。

 

耳の位置は、右上・左上の円周上になります。この時、耳を縦長にするようにすると犬っぽくなります。

 

犬を描くポイントは「顔や耳は縦長に」「鼻と口は大きめに」です。猫も三角形の耳を持ちますが、犬の耳は縦長にすることで猫と差別化できます。

 

口が思い切り描けない場合は、下書きする際、口の中に牙を描いてみるとよいでしょう。

 

 

●猫は顔を横長に、鼻と口を小さめに描くとベター

 

犬は縦長でしたが、猫は横長の円になります。
あたりをつける際には、まず横長の円を描きましょう。そして人間同様に、目安となる十字線を描きます。

 

目の位置は犬と同じです。
右半分の円の中央に右目、左半分の円の中心に左目が位置します。

 

形は丸っこさを意識して描きましょう。
丸に近づければ可愛らしい印象に、アーモンド型に近づければりりしい印象になります。

 

鋭くしすぎると、猫っぽさがなくなるので注意してください。

 

 

鼻と口の位置は、円の下半分の中央あたりです。この時は犬に比べて小さめに描くようにしましょう。
猫の口を観察してみると分かりますが、秋刀魚をくわえるので精一杯の大きさしかありません。

 

耳の位置は、犬と同じく右上・左上の円周上です。
この時、耳は正三角形に近い形にすると猫っぽくなります。

 

猫を描くポイントは、顔は横長、耳は正三角形、鼻と口は小さめに、です。ヒゲをつけると、より猫っぽくなります。

 

 

獣らしさは“もふもふ感”にあり

 

獣といえば、もふもふ感です。長い毛並みのふわりとした感じを演出すると、より獣っぽくなります。

 

具体的には、顔であれば頬や額、耳のまわりをもこもこさせると気持ち良さそうな触感を演出できます。
耳毛を追加すれば、よりリアルになります。

 

また、もふもふ感が増えれば増えるほど可愛らしくリアルな印象に、シャープに描けば描くほどりりしくデフォルメした印象になります。

 

どんな犬や猫にするかによって、毛並みの印象を描き分けましょう。

 

 

前足には膝を、後ろ足には踵を描くべし

 

全身を描く場合、特に気をつけたいのが前足と後ろ足の構造です。関節を無視して描いてはいけません。

 

人間の場合、腕には肘がありますが、獣の場合は前足に膝があります。逆に後ろ足は太く、足にかかとが存在します。

 

前足後ろ足の4本を、全て同じような太さで描いてしまうと、机やイスのようになってしまいます。

 

前足は細めに、膝の関節を意識して描くようにしましょう。
逆に後ろ足は太く、かかとを意識して描くようにすると、動物の四肢らしくなります。

 

 

 

幼獣と成獣の違いは?

 

「子犬を描きたいけど、大きい犬を縮小したような感じになってしまう」「大人の犬を描きたいけど、なんだかバランスが悪い」

 

そんな時には、頭と体のバランスを確認しましょう。

 

人間でもそうですが、子どもは体に対して頭が大きく、大人になればなるほど頭が小さい印象になりますよね。
実際は頭が縮むのではなく、体が大きくなっているのです。

 

動物も幼獣から成獣にする場合は、頭の大きさは変えずに体を大きくします。
手足を長くすると良いでしょう。

 

逆に成獣を幼獣にするなら、頭の大きさは変えず、手足を短く、体を小さく描きましょう。

 

 

デジタルならばブラシの出番

 

描き方はアナログ絵でもデジタル絵でも同じです。

 

デジタルツールの場合、ブラシの質感を自分で変更することができます。

 

例えばふわふわとした犬猫を描きたければ、やわらかな感じを演出できるブラシツールを使いましょう。
シャープな印象の犬猫を描きたければ、ペンツールを利用すると、手軽にさまざまな印象の獣を描くことができます。

 

あとは本物を見ながら練習あるのみ。
自分のやりやすい方法を探しながら、犬猫マスターを目指しましょう!

 

(制作:ナイル株式会社)
(執筆:哀川 空)

 

 

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