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初心者に最適!2018年おすすめペンタブレット12選

最新オススメペンタブレット

パソコンでイラストや漫画を描く場合には、お絵描きソフトだけではなく、ペンタブレットが必要です。お絵かきソフトのペンやブラシは、ペンタブレットで入力することを前提に作られています。ペンタブレットを使った描画では、筆圧が反映されるため、線の太さや、塗りの濃淡を変えられます。ここでは、初心者の入門用として、値段が安めのペンタブレットを比較、紹介します。

 

ペンタブレットにはどんな種類があるの?

大きく分けて、「板型ペンタブレット」と「液晶ペンタブレット」のほか、「タブレットPC」があります。

 

 

ペンタブレット(板型ペンタブレット/板タブ)

パソコンに接続して使用する、入力機器です。タブレット(板)上で、専用のペンを動かすと、パソコンを操作できます。普通のマウス操作のほか、ペンを使って線を描くような操作もできます。筆圧感知機能に対応したお絵かきソフトなら、筆圧を活かした多彩な表現も可能です。

1万円未満で購入できる製品もあるため、他に比べると、導入費用を安くできます。ディスプレイを見ながら、手元のペンで描画するため、操作に慣れる必要がありますが、手やペンがディスプレイと被らないので絵が描きやすい、という理由で板型ペンタブレットを選ぶ方もいます。

 

液晶ペンタブレット(液タブ)

タブレットのボード部分が液晶になっているものです。パソコンに接続すると、タブレットの液晶画面上でペンを操作できます。アナログと同じように手元を見ながら描画できるので、移行しやすいというメリットがあります。ただし、ペンタブレットに比べると、値段が高くなります。

導入費用としては、ペンタブレットに比べて高価です。10インチ以下の小さい製品であれば、3万円前後から購入できます。10インチより大きい製品は、4万円以上を目安にしておくとよいでしょう。セール時期などは、もっと安く購入できる場合もあります。

 

タブレットPC

タッチパネルに対応したパソコンです。筆圧感知機能に対応したペンが使えるタブレットPCは、ディスプレイに直接描画できるので、ペンタブレットを接続する必要がありません。液晶ディスプレイ同様に、手元を見ながら描画できて便利です。

筆圧感知機能に対応しているタブレットPCは、最近では5万円以内で購入できる製品も出てきたので、これからパソコンも購入、という方には有力な選択肢です。

 

 

環境に合わせたタブレットを選ぶには?

 

環境に合わせたタブレットを選ぶためのポイントは、下記のとおりです。

 

ペンタブレットの動作環境

ペンタブレットのドライバ(設定ソフトウェア)が、接続するパソコンのOSに対応しているか、確認しましょう。

 

読み取り可能範囲

読み取り可能範囲とは、ペンタブレットで入力可能な範囲のことです。「入力エリア」や「描画領域」と呼ぶこともあります。

 

 

本体サイズ

ペンタブレットを使用するには、机の上などの安定した場所に置く必要があります。机の上に置くスペースがあるか、置き場所とペンタブレット本体のサイズを確認しておきましょう。特に、液晶ペンタブレットは大きくなりがちなので、気を付けましょう。

ペンタブレットとディスプレイの大きさの関係については、「ペンタブレットの悩みを解消~設定や使い方を見直して活用しよう!~」の「手の動きとモニタ上のカーソルの動きとの不一致を解消しよう」という記事が参考になります。

 

筆圧レベル

筆圧の強弱を感知するレベルです。たとえば、2048段階とある場合、入力時の筆圧を2048段階に分けて認識します。標準的な筆圧レベルは2048段階ですが、製品ごとの筆圧レベルの違いを認識できる方はそれほど多くありませんので、ホビーユースであればそれほど気にする必要はないかもしれません。

 

画面サイズと解像度

タブレットPCや液晶ペンタブレットを購入する場合は、画面サイズと解像度もチェックしておきましょう。画面サイズは、描画できる範囲のことです。解像度は、画面に表示可能な縦横のドット数のことです。同じ画面サイズでも、解像度の数値が高い方が、きめ細かい表示が可能です。

 

PCのスペック

タブレットPCを購入する場合は、本体サイズや筆圧レベルのほかに、タブレットPC本体のスペック(性能)も確認しておきましょう。

タブレットPCは、性能に応じて複数のラインナップを用意している場合があります。たとえば、iPad Proの場合は、ストレージ容量を64GB・256GB・512GBから選べます。ただし、性能が良いものほど、価格が高くなります。お絵描きに適したPCのスペックについては、『悩める初心者はココを見よ!デジ絵を描くのに必要なパソコン環境』をご覧ください。

ペンタブレット

ここでは、比較的価格が安く、入手しやすいペンタブレットをご紹介します。いずれも、WindowsとmacOSの両方で使用できます。また、ドライバ(設定画面)が、日本語に対応しているものを選びました。

 

レビュー環境は、下記のとおりです。

  • OS:Windows 10
  • お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT 
  • 製品購入時期:2017年~2018年
  • タブレットドライバを最新バージョン(2018年01月~3月)に更新し、ほぼ初期設定の状態で使用。

 

ペンの重さや太さなどは個人の好みで変わりますが、あとからでも調整できる「軽くて細い」ものをおススメします。重さや太さは、ペンにカバーや重りを追加することで、カスタマイズできます。

Wacom Intuos Small ワイヤレス (Wacom)

人気のお絵描きソフトCLIP STUDIO PAINT PRO 2年版も入手できる入門モデル!

 

 

Wacom(ワコム)のIntuosシリーズは、初心者から上級者まで幅広くカバーする国内メーカーによる優良品質のモデルです。

ペン軸が細く、一般的なシャープペンシルやボールペンと同じくらいの太さなので、手に馴染みやすいです。さらに、ペンに電池を入れる必要がないため、ペン自体が軽くて扱いやすいです。

2018年春に発売されたモデルでは、筆圧レベルが4096段階に改良され、筆圧の強弱の反映がより滑らかになりました。なお、4096段階の筆圧レベルを使用するには、ドライバの設定を変更する必要があります。

さらに、描画面のサイズは従来通りのまま、本体サイズが小さくなり、Bluetoothで無線接続もできるので、机のスペースを広く使えます。ペンを使わないときは、本体エクスプレスキーの上にペンを置けるので、ペンスタンドも必要ありません。

Wacom(ワコム)製のペンタブレットは、都市部の大きい家電量販店であれば、販売していることが多く、実際に描き味を試してから購入できるのが大きな魅力です。日本のメーカーなので、WEBサイトやサポートも日本語に対応しているのも安心です。

購入すると、Painter Essentials 6CLIP STUDIO PAINT PROなどのお絵描きソフトから、好きなものをダウンロードできます。

Bluetoothに対応していないWacom Intuos Small ベーシックの場合、ダウンロードできるお絵描きソフトが限られますが、ペンタブレットの購入費用を抑えられます。すでに愛用のお絵かきソフトを購入している場合は、こちらもおすすめです。

カラーバリエーションも3種類あり、インテリアや好みに合わせて、気に入った色を選ぶのもよいでしょう。

 

 

  • 本体サイズ:200.0 ×160.0×8.8mm
  • 描画領域:152.0×95.0mm
  • 筆圧レベル:4096段階
  • 価格:Wacom Intuos small ワイヤレス 13,824円
    Wacom Intuos small ベーシック 9,180円(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:https://www.wacom.com/ja-jp/products/pen-tablets/wacom-intuos

H420(HUION)

持ち歩きに便利かも。小さいサイズのペンタブレット

 

 

ここで紹介するペンタブレットの中では、最も安価なタブレットです。タブレット本体のサイズは非常に小さく、大きいディスプレイを使用している環境では、描きにくい場合もあります。

ペンタブレットを持ち運びたい場合や、ディスプレイサイズの小さいノートPC等で使う場合なら、サイズの小ささもなじむかもしれません。

 

 

基本的な描画は可能で、筆圧感知機能もあります。描き心地は、タブレット面はとても滑らかで、ペン芯は沈むような感覚があります。また、タブレット面も多少沈むので、強めの筆圧だとたわみを感じます。

ペンの使用には、単4乾電池が必要で、少し重めです。

中国メーカーの製品ですが、ドライバやマニュアルは日本語に対応しています。購入方法は、Amazonなどの大手通販サイトのみです。電気店などの店頭では、購入できません。安いので品質が許容範囲かどうかが気になるところですが、試してから購入できないところは若干の不安を感じるかもしれません。

とにかく安くペンタブレットを導入したいという方に向いています。

 

  • 本体サイズ:176.6×115×7.5mm
  • 描画領域:102×57mm
  • 筆圧レベル:2048段階
  • 価格:3,500円(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:http://jp.huion.com/pen_tablets/H420/

WoodPad PTB-WPD7(PRINCETON)

木目調でおしゃれ。シンプル機能のペンタブレット

 

 

タブレットにファンクションキー(ボタン)がなく、薄くて軽量です。設定も非常にシンプルで、初心者向けです。設定を駆使して、描き心地を極めたい方には向いていません。

 

 

基本的な描画は可能で、筆圧感知機能にも対応しています。Wacom(ワコム)のIntuosComicに比べると、ペン先が沈む感覚がありますが、安定感はあります。

電池を使用しないペンなので、軽くて手に負担がかかりにくいです。

描き心地は、木目の繊維を活かした微細な凹凸があります。繊維が横向きなので、縦のストロークと横のストロークで描き心地が変わります。

説明書、ドライバ、WEBサイトも、日本語に対応しています。ただし、ドライバは、公式サイトからダウンロードする必要があります。

都市部の大きな電気店などでは扱っている場合がありますが、メーカーサイトや大手通販サイトから購入した方が入手しやすいです。木目で描き心地が独特なため、自分と合うかどうか実際に触って確かめたいところです。

 

M708(UGEE)

シンプルでコストパフォーマンスの良いペンタブレット

 

 

中国メーカーのペンタブレットです。タブレットのサイズが大きいため、デスクトップパソコンなど、ディスプレイが大きい環境に向いています。描き心地は、ペンが沈み込む感じがありますが、H420やWoodPad PTB-WPD7に比べると、気になりません。また、ペンの傾きも反映する傾き検知機能も搭載しています。

 

 

ペンタブレットの初期設定の状態では、筆圧をかけたときの描画の強弱反映がやや極端で、クセがありました。下図は極端な例ですが、筆圧を少し変えただけで、急に太くなったり、細くなったりすることがありました。

 

 

初期設定はとっつきにくいですが、ペンタブレットのドライバやCLIP STUDIO PAINTの筆圧関連の設定を、自身のペンストロークや筆圧に合うよう調整すれば、この現象は回避できます。

ペンは電池式で、単4電池を使用します。電池はペンの上の方に設置するため、ペンの重心がやや上側にあります。後述しますが、現在販売されているものでは、充電式のペンなどに差し替えられているようです。

購入方法は、Amazonなどの大手通販サイトのみです。電気店などの店頭では、購入できません。

 

Intuos Pro M PTH-660(Wacom)

筆圧レベル8192段階対応の上位機種!ステップアップに最適

 

 

筆圧レベルは、IntuosDrawやIntuosComicの4倍に相当する8192段階で、他と比べると格段になめらかな描画ができます。線の強弱や濃淡を筆圧で調整するタイプはもちろん、あらゆる作風で、ニュアンスの再現が高い精度で可能になります。さらに、傾き検知機能も搭載されているため、ペンの傾きも描画に反映されます。プロから初心者まで安心して購入できるタブレットでしょう。

タブレットの表面は適度な摩擦感があり、他と比べると、紙に描いているのに近い感覚で描画できます。Bluetoothを使った無線接続にも対応しているため、大きいサイズでも、机周りをすっきりできるのも魅力です。Intuos Comic smallと同様に、都市部の大きい家電量販店であれば販売していることが多く、実際に描き味を試してから購入できます。

 

 

液晶ペンタブレット

ここでは、液晶ペンタブレットをご紹介します。入手しやすい価格で、日本語ドライバが付属する製品を紹介します。

レビュー環境は、下記のとおりです。

  • OS:記載のあるものを除き、Windows10
  • お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT 
  • 製品購入時期:2017年
  • 制限がない限り、ペンは初期設定の状態で使用。

Cintiq 13HD(DTK-1301/K0)(Wacom)

スタンダードな液晶ペンタブレット!CLIP STUDIO PAINT EX1年版付属のモデルも


Wacom(ワコム)製の液晶ペンタブレットです。昨年、価格が変更されたため、従来より入手しやすくなりました。
CLIP STUDIO PAINT EX 1年版が付いてくるモデルも発売しており、こちらの方が安く購入できる場合もあります。
描き心地はなめらかです。筆圧レベルは2048段階と、Wacom(ワコム)製では低めですが、筆圧の強弱やペンの傾きは、きれいに反映されるので、実用上まったく問題ありません。なお、2048段階の筆圧レベルを使用するには、ドライバの設定を変更する必要があります。ペンは、鉛筆などに比べると太目ですが、しっかりした作りなので、力を入れやすいです。
接続ケーブルは、1本にまとまっており、PCやコンセントに接続する部分だけ分岐されています。環境次第では、机の上のケーブルをすっきりできます。付属のスタンドも、三段階の角度に調節でき、簡単に設置できます。
WEB上のマニュアルを見ながら、ドライバや接続の設定を行いましたが、大きな問題はありませんでした。
接続後、CLIP STUDIO PAINTで描画がずれる問題が発生しましたが、「Cintiq 13 HD ずれる CLIP STUDIO PAINT」で検索すると、すぐに解決方法が見つかりました。ユーザーが多いため、不測のトラブルが起きても、ノウハウが蓄積されており、問題を解決しやすいです。
Wacom(ワコム)製の上位モデルに比べると、色の再現度がやや低いのが気になりますが、ホビーユースであれば、問題ない程度です。仕事でカラーイラストを描く場合は、上位モデルのWacom Cintiq Pro 13などもおすすめです。

 

Coast10(Parblo)

10インチと小さいが、3万円前後で購入できる液晶ペンタブレット

 

 

中国メーカーの液晶ペンタブレットです。サイズが非常に小さいため、机の上のスペースが少ないという方でも、導入できます。

ペンの描き心地は、筆圧を反映した描画を行えます。ペンは細くて軽いのですが、力がかけにくい形状です。筆圧が強いタイプの方は工夫が必要です。ペン先と描画点の視差は狭くはないです。

本体にスタンドが付いており、決まった角度であれば、液晶ペンタブレットの角度を変更できます。

USBだけで接続できるため、グラフィック出力端子が少ないPCでも使用でき、導入のハードルが低いです。ただし、3Dデータなどを扱う場合は、グラフィックメモリを使用しないため、動作が遅くなることもあります。

WEBサイトやサポートは英語のみですが、マニュアルやドライバは日本語に対応しています。ドライバの設定にはクセがあるので、PCスキルの低い方にはあまりお勧めできません。タブレットのモニター上で、輝度・コントラスト・RGB等の値が変更できないため、色の再現率は低いです。PC側のディスプレイで、色味などはこまめに確認した方がよいでしょう。

ホビー用途であれば、なんとか許容範囲かと思います。ペンタブレットに馴染めない場合は、乗り換え対象として検討できる価格帯です。

注意点は、macOSに対応していない点です。同じ液晶サイズと価格帯の製品としては、Pablo Mast10や、XP-PEN Artist10S V2などもあります。これらの製品は、macOSにも対応しているので、購入候補として検討してみてもよいでしょう。

 

  • 本体サイズ:290mm × 210mm × 18.5mm
  • 描画領域:10.1型 (解像度:1280×800)
  • 筆圧レベル:2048段階
  • 価格:27,999円(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:https://www.parblo.com/products/coast10-1#1

D13(ARTISUL)

日本語マニュアルとドライバありの台湾製液晶ペンタブレット

 

台湾メーカーの液晶ペンタブレットです。タブレットスタンドとセットで販売されています。

基本的な筆圧には対応しており、反映されます。ペン芯・タブレット面がつるつると滑りやすいため、気になる場合は、保護フィルムなどで調整することをおすすめします。また、ペンダウン時にペン芯がわずかにぐらつくような感覚があり、少しクセのある描き心地です。

現在は液晶ペンタブレット単体での販売は行っておらず、タブレットスタンドとセットで販売されています。タブレットスタンドは、使いやすい角度に調整でき、安定感もある作りです。ただし、スタンド部分を動かすときに、少し力が必要です。

ドライバは、英語ですが、日本語に変更できます。変更方法は、公式サイトで紹介されています。本体のホットキーに、Photoshop・CLIP STUDIO PAINT・ペイントツールSAIなどのコマンドを設定できます。

日本に代理店があり、日本語のマニュアルやサポートが提供されているので、英語が苦手でも大丈夫です。

大きな同人誌イベントなどにも出展することもあり、実際に描き心地を試せます。出展情報などは、公式のtwitterをチェックしておくと良いでしょう。

 

  • 本体サイズ:389.0mm × 250.7mm × 14.0mm
  • 描画領域:13.3型 (解像度:1920 × 1080)
  • 筆圧レベル:2048段階
  • 価格:49,800円(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:http://artisul.jp/?page_id=61

 

タブレットPC

ここでは、タブレットPCをご紹介します。家電量販店などの店舗や大きな同人イベントなどで、描き心地を試しやすい製品を選びました。

 

 

レビュー環境は、下記のとおりです。

  • OS:記載のあるものを除き、Windows10
  • お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT 
  • 製品購入時期:2017年
  • ペンは初期設定の状態で使用。

Wacom MobileStudio Pro 13(Wacom)

描くことにこだわったWacom(ワコム)ならではのタブレットPC



Wacom(ワコム)製のタブレットPCです。ソフトなどは付属していないため、別途、お絵描きソフトを購入する必要があります。WindowsOSを搭載しているので、Photoshop・CLIP STUDIO PAINT・SAIなどのグラフィックソフトを使用できます。
筆圧レベル8192段階に対応しており、筆圧の強弱がダイレクトに反映されます。ペンの傾きにも対応しており、画面に直接描画できるので、非常にアナログに近い感覚で描画できます。CLIP STUDIO PAINTの水彩ブラシを使った描画も、筆圧に合わせた濃淡を出しやすく、直感的な描画ができます。アナログからデジタルに移行する方におすすめのタブレットPCです。
本体にファンクションキーがあり、ショートカットキーなどを登録できます。ペンタブレットから移行する場合も、引き続きファンクションキーが使えて便利です。キーボードやマウスなどを接続すれば普通のPCのように使うこともできます。

また、パソコンに接続すると、液晶ペンタブレットとしても使用できます。
ミドルレンジ以上のモデルを購入すれば、レイヤーをたくさん使うようなイラストも、複数ページのマンガ作品も、ストレスなく描けるスペックです。重さは約1.5Kgと、他のタブレットPCに比べると少々重いですが、外に持ち歩いて本格的に絵を描きたい場合には、有力な選択肢です。

 

raytrektab DG-D08IWP(サードウェーブデジノス)

これだけでお絵描き準備OK!お出かけに便利なタブレットPC

 

 

raytrektabは、専用のペンとCLIP STUDIO PAINT DEBUTが付属しており、raytrektabだけを購入すれば、すぐにお絵描きを開始できます。価格も49,800円(税込)なので、PCとペンタブレットとソフトを購入する費用を考えると、非常にコストパフォーマンスに優れています。本体が小さく、持ち運びしやすいサイズなので、外に持ち出して描くのに向いています。

WindowsOSを搭載しているので、他のお絵描きソフトを使用できますが、一部動作しないソフトがあるので、事前に確認することをおすすめします。

ペン軸の太さは、鉛筆くらいで軽めです。電池は必要ありません。ペンは、滑らかな描き心地ですが、標準芯はやや滑りやすいです。購入時に、標準芯のほか、エラストマー芯とフェルト芯が付属しているので、描き心地をいろいろ試せます。
画面が小さいため、大きなサイズのイラスト制作には向いていません。また、レイヤーをたくさん使うイラストなどを描く場合は、動作が重くなりやすいです。パソコンとしてのスペックも割り切った部分があるため、通常のパソコンとして使用するのには向いていません。
描き心地は、ドスパラの店舗や大きな同人イベントで試せます。

 

  • 本体サイズ:214×128×10.1mm
  • 描画領域:8型 (解像度:1280×800)
  • 筆圧レベル:4096段階
  • 価格:49,800円(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:http://www.dospara.co.jp/5info/cts_raytrektab

Surface Pro(Microsoft)

エントリーからハイスペックまで!予算や目的に合わせて選べるPC

 

 

お絵描きをするためのタブレットPCというよりは、お絵描き”も”できるタブレットPCです。別売の周辺機器を購入することで、用途に合わせた使い方ができます。

たとえば、WordやExcelが同梱されているので、別売のキーボードを購入すれば、ビジネス文書やレポートの作成などに使用できます。同様に、お絵描きソフトをインストールして、別売のSurface Penを購入すれば、筆圧を活かしたお絵描きができます。

Surface Proがお絵描き用のタブレットPCとして優れているのは、専用のSurface Penでは、4096段階の筆圧レベルの描画が可能で、さらにペンの傾きにも対応している点です。従来よりアナログ感に近いタッチで描画できます。接続もペンのボタンを長押しするだけで簡単にできます。

ただし、Surface Penは電池式で、単6電池を使用します。コンビニやスーパーでは扱っていない規格のため、通信販売や大型家電量販店で入手する必要があります。替え芯のSurfaceペン先キットは、4種類の芯がセットになったものだけで、気に入った芯だけを買い替えることができません。

お絵描き環境としては、本体のキックスタンドがよくできています。別売のスタンドを購入しなくても、ディスプレイを好きな角度にして設置できます。机の上に置いてお絵描きするときのことも、考えられたデザインになっています。

 

  • 本体サイズ:292×201×8.5 mm
  • 描画領域:12.3型(2736×1824)
  • 筆圧レベル:8192段階
  • 価格:100,224円~(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/surface

10.5インチiPad Pro(Apple)

Apple Pencilとセットで活用!シンプル、軽量、かつ高機能なタブレット


iPad Proは、iOSを搭載しているタブレットです。厳密にはタブレットPCではありませんが、別売のApple Pencilを使用すると、筆圧感知機能を使用したイラストやマンガを制作できます。なお、iPad Proではなく、iPad (5th)、iPad Air 2、iOS 11が動作するiPadでも、Wacom Bamboo Sketch を購入すると筆圧の効いたお絵描きが楽しめます。

Apple Pencilは、線の追従性がよく、非常に滑らかな描き心地です。ペンの傾きにも対応しており、鉛筆ツールを使用してCLIP STUDIO PAINTでスケッチを行うと、アナログに近いタッチで描画できます。Apple Pencilのペアリングや充電は、LightningコネクタをiPad Proに接続するだけで設定でき、非常にシンプルな使い勝手です。Apple Pencilは、文字通り鉛筆くらいの太さを再現していて扱いやすいですが、少し重いと感じるかもしれません。ペン軸の種類は変更できません。
10.5インチiPad Proは、A4サイズのバッグに収まるサイズで、重量も469gと非常に軽いため、外に持ち出して描くのに向いています。
気を付ける点として、他のタブレットPCとOSが異なるため、使用できるお絵描きアプリに違いがあります。たとえば、CLIP STUDIO PAINTはiOSに対応していますが、SAIやPhotoshopは対応していません。カラーイラスト用のアプリでは、ProcreateやアイビスペイントXが人気です。
iPad Proには、画面サイズが大きい12.9インチもあります。もう少し大きい画面で作品を制作したい場合は、こちらを検討してみてもよいでしょう。

 

  • 本体サイズ:366.6×16.4×228.8 mm
  • 描画領域:10.5型 (解像度:2224×1668)
  • 筆圧レベル:非公開
  • 価格:75,384円~(2018年3月セルシス調べ)
  • 公式サイト:https://www.apple.com/jp/ipad-pro/

 

 

結局どれがおすすめ?

 

おすすめはWacom(ワコム)製ペンタブレット・液晶ペンタブレット

機能面、実績、安定性、サポートを考慮すると、Wacom(ワコム)製のタブレットがおすすめです。都市部の家電量販店や、大きな同人イベントなどで、直接描き心地を試せるため、安心感があります。
中国製の製品などと比較すると価格は高めに見えますが、ペンタブレットの替え芯などの消耗品も購入しやすく、長く使うためのメンテナンス面でも安心です。トップブランドの信頼性は他には代えがたいものかもしれません。

 

Surface ProやiPad Proは描き心地を試しやすい

家電量販店では、iPad ProならAppleのコーナーに、Surface Proならパソコン売り場で販売されています。これらを扱う家電量販店は多く、描き心地を試しやすいです。店舗によっては、ペンを使った描画をメインにした展示があり、CLIP STUDIO PAINTなどのお絵かきソフトを使って、描き心地を試せます。

ただし、ペンタブレットと違って、お絵かきのためだけに開発された製品ではないため、ペンが使えても、お絵描きソフトが試せないこともあります。

 

中国など国外メーカーのタブレットはダメなの?

単刀直入に言えば、悪くはありません。ただし、製品の購入や、使いこなしに多少手間とスキルが必要です。試せる場所がもっとあれば安心できるかもしれませんね。

 

日本語の情報が少ない!

中国メーカーの場合、WEBサイト上の情報が、英語と中国語だけということもあります。

日本語対応していない製品の場合は、ドライバの設定画面が文字化けして、設定方法がわからなかったという話もあるので、購入時には、口コミ情報をよく確認しましょう。

今回レビューした製品に関しては、UGEE M708に付属しているドライバがWindows10に対応していなかったため、メーカーサイトからダウンロードしました。

マニュアルや箱の説明が英語だけのため、「UGEE M708ドライバ」と入力して検索し、表示されたメーカーのWEBサイト(英語)から、最新版のドライバをダウンロードしています。


同じ製品がいくつもある?

たとえば、今回紹介したUGEE M708の場合は、OEMで発売されていて、複数のメーカーから同じ製品が発売されています。

 

 

タブレット部分は、ロゴが異なるだけで同じ製品ですが、メーカーや販売店によって、付属品やサービスが異なる場合があります。

たとえば、付属のペンの種類が、電池が必要な電池式、充電が必要な充電式、充電や電池が必要ない電磁誘導式など、製品により異なる場合があります。電池の有無でペンの重さは変わりますし、ペンの種類によって描き心地が変わることもあります。

また、購入前に、ペンタブレットの替え芯などの消耗品の販売状況も、確認しておいた方がいいでしょう。このほか、メーカーや販売店によっては、独自の日本語マニュアルや、手袋などが付属している場合があります。

最後に

 

ペンタブレット・液晶ペンタブレットは、パソコンでデジタルイラストを制作するときに大事なパートナーです。タブレットの使い心地で、描きやすさが大きく変わります。

実際の描き心地を試すのが一番ですが、近くにお店がない場合や、お店に売っていない製品が欲しい場合は、この記事だけではなく、いろいろな情報を見ることをおすすめします。

満足のいくペンタブレットを選んで、お絵かきを楽しんでくださいね!

 

(制作 描きナビ編集部)

 

 

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