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劇的に立体感がアップする!服の自然なシワの描き方

イラスト、マンガのシワの描き方

キャラクターを描くにあたって服は必要不可欠な要素です。さまざまな服を的確に表現するための重要な要素の1つがシワです。シワを見栄えよく記号(パターン)化して描く方法や、そのパターンを使って「リアリティ」のあるシワを描く方法を解説します。

本記事は、『デジタルツールで描く! 服のシワと影の描き方』(ダテナオト著/マイナビ出版刊)からの特別抜粋記事です。

 

シワの形

シワの形にはパターンがいくつかあります。

パターン単体だけでなく、複数のシワの形が合わさってできているシワの形もあります。

ここではよく見るシワの形を紹介します。

 

シワの具体例 

具体的なシワを見てみましょう。

 

■垂れ下がる・とめる・たまる・引っ張り合う・重なる

 

▼垂れ下がる
下図Aのように浮いた玉に布がかかっているところを想像してみてください。

玉の上部は布と密着し形がわかりますが、下部は布がそのまま重力にしたがって垂れ下がり玉と密着することはありません。

 

 

つまり玉のシルエットが隠されてしまいます。

これは先ほどの女性の胸部分も同じ考え方ができます。

接点である胸の上部は形がわかりますが、胸の下側は垂れ下がった布でボディラインが隠れてしまいます。

 

下のBのように体に密着するピッタリとした布の場合は、全体が密着するため玉の下部のシルエットもわかります。描きたい服がどのような素材なのかを意識することでシワの形も変化します。

 

▼とめる
布をとめるボタンからシワが発生します。
引っ張られる方向によってシワの伸び方が変化します。

 

 

▼たまる
裾や袖口などの生地の下部が締まっている場合、重力によるシワの逃げ場所がなくなり、たまりシワができます。

 

 

▼引っ張り合う
引っ張る力が強い場合ピンと張ったシワができ、力が弱い場合は重力によって垂れ下がったシワができます。

 

 

 

▼重なる
生地が重なり合う場合にはこのように「だぶつき」ができます。
「たまる」よりも重なり合う感じを出すとそれらしく描けます。

 

 

 

 

たたむ・ひし形・曲げる・ひるがえる

 

 

▼たたむ
シワが引っ張られることにより、折りたたまれたようなシワができます。

▼ひし形
折りたたまれた形のシワが上下にできることで、ひし形のように見えています。
フィットしている服にできやすいシワです。

 

▼曲げる
関節などを曲げることにより、引っ張りやたたみのシワが組み合わさってできます。

 

▼ひるがえる
風が吹いたときなど服が同じ方向にひるがえりできるシワです。
裾のラインをS字にすると自然な動きが出ます。

 

 

シワの形のパターン

 

▼川型

 

落ちシワの基本的な形です。

接点から下方向に向かってできるシワの形です。

 

 

▼人型


寄せシワ
によく見られる形のシワです。

布が重なってできるシワが「人」という字のような形をしています。

 

 

y型


落ちシワ
に見られる形のシワです。

布がたるんで重なることで、小文字の「y」のような形をしています。

 

▼引っ張り型

引っ張りシワの基本的な形です。

接点同士が引っ張られてできるシワの形です。

 

▼ひし形

寄せシワや落ちシワが組み合わさったときにひし形のような形になります。

 

▼たたみ型

布が折りたたまれたような形になるシワです。

 

 

 

▼波型

スカートの裾のように生地がなびいているときにできやすいシワです。

フリルにも波型のシワができます。

 

 

▼アルファベット型

「人型」「y型」に似ていますが、主に腕や脚などの関節(曲げる部分)にできる引っ張りシワのパターンです。

 

 

 

 

 

Check:パターンをみつけよう

さまざまなシワの形を紹介してきましたが、実際にどんなシワが描かれているのかを見つけてみましょう。

 

 

デジタルツールで描く!服のシワと影の描き方

『キャラクターは描けたのに服のシワが上手く描けない』『どう影をつけたらいいのかわからない! 』
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シワ ・影の基本解説から、素材の違いや立体感を出すためのコツまで、モデル写真をもとに、2次元イラストに落とし込むためのテクニック解説。 素体からどのように服のシワや影を描き入れたら良いのかの実践ワザを説明していきます。

 

『デジタルツールで描く!服のシワと影の描き方』(ダテナオト著/マイナビ出版刊)

 

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