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乙女の心を直撃!同人イベント「コミックシティ」とは?

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「コミックシティ」は、東京・大阪・福岡の3都市で開催される大規模な同人誌即売会の総称で、大阪・福岡では最大級の同人誌イベントのひとつです。今回は、コミックシティについてご紹介します!

 

同人イベント「コミックシティ」とは?

 

コミックシティとは、赤ブーブー通信社(有限会社ケイ・コーポレーション)が主催するオールジャンル系イベントです。

 

オールジャンル系イベントとは、取り扱い作品やジャンルについて制限がないイベントのことです。
なお、反対に「オリジナル作品のみ(二次作品不可)」や、「特定の作品を扱った作品でないと参加できない」などといった制限があるイベントを、オンリージャンル系イベントと呼んでいます。

 

 

コミックシティとしては年間で20回程度のイベントが開催されていますが、場所や名前によって呼び方が変わります。
主なイベントは、以下のとおりです。

 

(1)SUPER COMIC CITY

通称「スパコミ」「超都市」と呼ばれるイベントで、コミックシティの中でも一番規模の大きいイベントです。

 

毎年東京と大阪の2箇所で開催され、5月の東京でのイベントを「SUPER COMIC CITY」、8月の大阪でのイベントを「SUPER COMIC CITY 関西」と呼称しています。
会場はそれぞれ、東京ビッグサイトとインテックス大阪です。

 

スパコミ関西21会場
▲「SUPER COMIC CITY 関西」会場前にできた行列

 

東京の「SUPER COMIC CITY」は、コミックマーケットと異なり、2日間の開催と短いイベントですが、サークルスペースは2万4000、入場者数は約10万人となっており、コミケを除けば「世界的な規模のイベント」と称しても過言ではないでしょう。

 

一方、「SUPER COMIC CITY 関西」は1日のみの開催で、サークルスペースは約1万4000、来場者数は約5万人です。こちらのイベントはコミケの翌週に開催されることが多く、コミケに行くことができなかった関西地区の同人ファンの受け皿的なイベントともなっています。

 

スパコミ関西内部
▲「SUPER COMIC CITY 関西」の会場内もこの活気!

 

(2)COMIC CITY 大阪
インテックス大阪で開催される、年5回のイベントです。通常、1月、3月、5月、6月、10月に開催されます。
冬コミ直後の1月では、1万5000スペースが用意され、こちらもかなりの規模となっています。

 

(3)COMIC CITY 東京
1月・6月の2回開催(11月開催になることもあり)の、東京ビッグサイトで行われるイベントです。

 

そのほか、3月と10月にも同様のイベントがありますが、こちらはそれぞれ「HARU COMIC CITY」(通称:「春都市」)、「COMIC CITY SPARK」(通称:「花火」)と独立した名前で呼ばれています。

 

春コミとは

 

(4)COMIC CITY 福岡
福岡ヤフオク!ドームで、主に1月、5月、9月の年3回開催されるイベントです。スペース数は3,000で、東京や大阪より少なくなりますが、九州地方では大規模のオールジャンル即売会のひとつです。

 

また東京や大阪と比べ、男性向けサークルや男性参加者が多いのも特徴です。

 

(5)オンリーイベント(ZRシリーズ)
ほかのコミックシティイベントとは異なり、オンリージャンル系のイベントです。ZRという名前が変わっていますが、これがコミックシティのオンリーイベントの総称となっています。

 

ZRシリーズに該当するものとしては、擬人化オンリーの「擬人化王国」などがあります。
開催時期は大規模イベントが行われない月で、会場は東京ビッグサイトやインテックス大阪です。

 

(6)こみっく☆トレジャー
夏と冬の年2回、インテックス大阪で開催されるオールジャンル即売会で、大きな特徴は男性向け作品が中心であることです。
本イベントの通称は「こみトレ」で、開催時期の目安としては、冬期が1月のCOMIC CITYの直後、夏期は9月頭となっています。

 

男性向けがメインであるため、PCゲームの二次創作や、美少女がたくさん登場するような男性向けオリジナル作品を扱うサークルが多く、企業ブースも男性向けPCゲームメーカーを中心としています。

 

メイドさんによるドリンクサービスなど、ほかのコミックシティにはない企画が開催されているのも特徴のひとつです。

メイドさん

 

コミックマーケットとコミックシティの違いは?

 

では、コミックマーケットとコミックシティは、一体なにが違うのでしょうか?

 

コミックシティの場合、開催頻度や会場が大きく異なります。コミックマーケットが夏・冬の年に2回、東京ビッグサイトで行われるオールジャンルイベントであるのに対し、コミックシティは多数の期間・場所で行われるイベント群になります。

 

代表的なイベントはスパコミですが、他にもオンリーイベントや、2003年からは男性向け作品のみのオールジャンル即売会を開始するなど、様々な趣旨のイベントが開催されています。

 

なお、主な開催都市は東京・大阪・福岡で、東京なら東京ビッグサイト、大阪ならインテックス大阪、福岡なら福岡ヤフオク!ドームで開催されています。

 

客層についても、コミックマーケットが1日目、2日目、3日目で、ジャンル傾向や参加者の傾向が異なるのに対し、コミックシティは「99%が女性向け(男性向け作品中心のこみっく☆トレジャーを除く)」といわれるほど、女性参加者が多いことが特徴です。

 

募集スペースも、会場に依存するものの、募集数100スペース規模のオンリーイベントから、コミックマーケットと同様の東京ビッグサイト全ホールを使用し、2万4000ものスペースを募集するケースなど、様々な規模のイベントをそろえています。

 

1日あたりの募集サークル数は、コミックマーケットを越えることもあります。

 

 

また、開催時期がコミックマーケットの後に集中するケースが多く、コミックマーケットの抽選に落選するなど、夏コミに参加できなかったサークルや一般来場者を救済する位置づけとしても考えられています。

 

コミックシティの注目トピック

 

女性向けサークルが多い傾向にあるコミックシティ。
最近の人気ジャンルは「刀剣乱舞」「おそ松さん」「ダイヤのエース」「弱虫ペダル」などです。

 

これらのジャンルは、別途オンリーイベントが開催されており、1000スペースほどの募集がかけられています。

 

その他、ゲーム系や特撮系など、コミックマーケットではブース数が限られてしまうイベントのオンリーイベントも企画されています。

 

コミックシティに参加するには?

 

コミックシティへの参加方法は、主に3つあります。
スペースを借りて自主制作物を頒布する「サークル参加」と、買い物などに行く「一般参加」、コスプレをする「コスプレ参加」です。

 

参加方法

 

 

まずは、コミックシティ主催の赤ブーブー通信社のホームページをよくチェックしましょう。コミックシティでは毎年のように数多くのイベントが行われます。ホームページでは、半年後までのイベント情報が公開されています。参加を考えているのであれば、まずは一度チェックしてみるといいでしょう。

 

◆サークル参加の場合
代表が高校生以上で、自主制作した物を頒布をしたいアマチュア(個人)であれば参加できます。
しかし、一般参加と異なり、スペースを借りるので事前に申請が必要です。

 

申請は「オンライン申し込み」、「郵送申し込み」、「会場の直接受付窓口」の3つがあります。いずれの方法も、申込用紙を提出し、参加料を支払い、参加登録を行います。郵送の場合とオンラインの場合とでは〆切が異なるので、イベント情報を確認しておきましょう。

 

◆一般参加の場合
特別な事前準備は必要ありません。参加したいイベントを決め、当日会場に行くだけで参加可能です。サークル参加者やコスプレ参加者と入場口が違うことがあるので、係員の指示に従って入場します。イベントによっては、パンフレットを購入したり、入場券を購入したりする場合があります。パンフレット購入制の場合は、パンフレットそのものが入場証になるので、事前購入した場合はパンフレットを忘れずに持っていきましょう。

 

◆コスプレ参加の場合
イベントによっては、コスプレ可能な場合もあります。またサークル参加者だけに許可される場合と、一般参加者でも参加可能になる場合と、イベントごとに異なります。登録料(700円程度)がかかる場合もありますので、コスプレ参加を考えているなら、事前にイベントの概要をチェックしておきましょう。詳しくは、赤ブーブー通信社の参加方法情報で確認するといいでしょう。
>>「赤ブーイベント攻略ガイド」

 

 

コミックマーケット以外にも同人誌の即売会は盛りだくさん

 

コミックマーケットに参加できない代わりに、コミックシティへ参加するのもよいでしょう。目当てのサークルがコミックマーケットに落選したとしても、他のイベントに参加する、ということは珍しくありません。

 

出展することを考えている方なら、オンリーイベントの参加も検討してみましょう。かなりの頻度でイベントが行われているので、自分に合ったイベントが見つかるかもしれません。さまざまなイベントに参加しつつ、楽しい同人イベントライフをお送りください!

 

規模はコミックマーケットほどではないものの、コミックシティには、

 

  • 地方都市でも開催される
  • 全体的に女性向けのイベントが多いので女性も安心して参加しやすい
  • オンリーイベントもあり
  • 開催場所や時期に幅があり、地方のサークルも参加しやすい

 

など、コミックシティならではの良さがたくさんあります。
いままで、「同人イベントといえばコミックマーケットしか発想がなかった」という人は、コミックシティにもぜひ関心を持っていろいろ調べてみてくださいね!

 

(制作 : ナイル株式会社)

(執筆 : 哀川 空)

(イラスト : ゆうこ)

 

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