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【キャラクターの作り方♪】杉戸アキラ先生のマンガお悩み相談所!

杉戸アキラ先生インタビュー

現場の先生たちに新人作家が漫画の作り方の悩みをぶつけるこの企画! 今回はノベル化も果たし、2016年に大団円を迎えた全方位系TSF物語『ボクガール』の杉戸アキラ先生が登場!! 個性豊かなキャラクターを生み出す秘訣を聞く! ヤンジャン新人漫画賞「シンマン賞」の人気対談企画を特別掲載!

 新人作家からの質問 その1!

――魅力的なキャラを生み出す秘訣を教えてください!(栗原未奈)

 

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杉戸アキラ先生:

こういうのがカッコイイ、可愛いんじゃないかな・・という「思いつき」から生まれることが多いです。

「ボクガール」の場合、主人公の瑞樹はキャラの意図が明確にあったので、すんなり生まれました。

 

主人公以外のキャラの場合、どうやって主人公と絡んだら面白いかを考えながら作ります。

物語の全ては主人公のためにあるので、まわりのキャラも主人公と絡むなかで、いかに主人公を立てられるかを意識します。

 

また普段の原稿にとりかかってる際、新しいキャラのことがバーッと浮かんでくる時があるので、その都度、来るべきタイミングで登場させられるようにストックしていますね。

 

 

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▲「ボクガール」では先生の「ボーイッシュな女の子が描きたい」という考えから、女の子になってしまう主人公の瑞樹が生まれたという。

 

新人作家からの質問 その2!!

――キャラから話を作るべきか、物語から作るべきか、どちらでしょうか?(中村ユウスケ)

 

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杉戸アキラ先生:

どちらの方が良いと断言するのは難しいですが、自分の場合、多くはキャラから話を作ります。もしくは描きたいシーンから作っていきます。

 

キャラから作る際のメリットは、そのキャラがどれだけカッコイイか、可愛いかを見せるために話を考えていくので、自然と好きになりやすいキャラクターが出来やすいのではないかと思います。

 

「ボクガール」の場合は、各章で新キャラを出します。

どうやって瑞樹と絡ませるかを念頭に置いて、そのキャラを作っていくので、新キャラも皆、瑞樹の魅力を感じてもらうという目的のもと、できています。

 

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▲「ボクガール」より女の子になった瑞樹と幼馴染の妹・命(メイ)との再会シーン。新キャラは、主人公の魅力が引き立つか計算のうえ生まれている。

 

新人作家からの質問 その3!!!

――ストーリーを進めるためにキャラがブレることがあります。どのような点に気をつけたらいいでしょうか……?(川野信彦)

 

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杉戸アキラ先生:

まずはキャラの人格や行動に影響してくる“原動力”や“コンプレックス”を作ることだと思います。

何が好きで、それが何故好きなのか…そのキャラの原動力にあたるものを1つ2つ作るだけで、キャラの行動・言動にリアリティが出てくるのではないでしょうか。

 

また、読者が共感できたり、理解できるコンプレックスを作ることで、そのキャラが言いそうなことや逆に言わなそうなことがわかってくると思います。

 

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▲自分が男性として扱われないことに悩む「ボクガール」の主人公・瑞樹のモノローグ。

作品内では誰しもが納得できるキャラの動機を押し出すことが重要だ。

 

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<作家紹介>

■杉戸アキラ

少年誌でデビューののち、2013年から2016年までヤングジャンプにて「ボクガール」(単行本全11巻)を連載。同作はTSFをテーマにした作品としても注目を集め、一目見たら忘れられない特徴的なキャラクターと、テンポの良い語り口が人気を博した。

 

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■栗原未奈(左)

『ブレイズ・ライズ』で2015年10月期シンマン賞にて佳作を受賞。共感を得やすいキャラづくりとデフォルメ画が苦手。読切掲載にむけ、貴重な助言を賜れるか?

■中村ユウスケ(中央)

2015年6月期シンマン賞『パプリカ』が期待賞、同年12月には『縹色の街』で佳作を受賞。繊細な世界観の構築が特徴だが、より万人受けする作品への極意を掴めるか?

■川野信彦(右)

シンマン賞での受賞を目論む新人漫画家。大胆で豪快な作品にさらに磨きをかけるべく、勇猛果敢に杉戸先生にキワドい質問を切り込んでいくッ!!

 

※本記事は集英社週刊ヤングジャンプ公式サイト内の月例新人漫画賞【シンマン賞】特別企画、『人気漫画家に学ぼう!』杉戸アキラ先生へのインタビュー第一週を特別掲載しました。

 

第二週~第四週でも引き続き杉戸アキラ先生がデジタル作画のあれこれや苦しかった思い出など、率直な新人さんの質問・お悩みに応えます!

気になる続きはhttp://youngjump.jp/shinman/)をチェック!


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シンマン賞特別企画 『人気漫画家に学ぼう!』 

(第32回 審査員:杉戸アキラ 新人漫画家:栗原未奈、中村ユウスケ、川野信彦)

(C)杉戸アキラ/集英社 (C)栗原未奈/集英社 (C)中村ユウスケ/集英社 (C)川野信彦/集英社

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