獣耳などファンタジーにも活用できる！耳の描き方

 

耳はとてもユニークな形をしており、一対で見ても、同じ金型から取り出したような同一の形ではありません。その多様性を見る前に、まず、共通の基本構造に注目してみましょう。

 

 

耳の基本構造

 

1. 耳輪
2. 対耳輪脚
3. 耳垂（耳たぶ）
4. 耳甲介
5. 耳珠
6. 対珠
7. 外耳孔

 

 

一般的に、すべての耳は同じ基本構造に従います。

ここで魔法の描き方パターン（formula）をご紹介！（頭で理解するためには数回描いて練習してくださいね。）

上のスケッチを参考に、次の手順で描いてみましょう。

 

①耳の輪郭は耳輪から成っています。そして見てわかるように、耳たぶにかけて、単一のストロークで構成されています。耳輪はフック(A)の形をしており、耳たぶは耳の端部(B)の曲線が小さくなります。

 

②対耳輪脚は耳たぶから始めて広がり、耳輪の内側に2つの脚を作成します。

 

③最後のストロークは、耳珠(外耳道を覆う部位)と対珠です。また、らせん曲線の内側の部分をもう少し細くすることもできます。

 

 

次の例では、いくつかの特徴が他のものよりも顕著、または曖昧であることが分かりますが、耳の各部分を識別するのは簡単ですので、想像力から引き出す場合は、理解しやすい形を作ることを心がけましょう。

 

 

 

形状、配置、角度

 

解剖学が正しく理解できていれば、さまざまなポイントを参照しながら他の要素の位置とサイズを決定することができます。

耳の場合、眉毛と鼻の先端は、適切な高さと大きさで描くためのガイドラインとして機能しています。また、顎のラインに従うことで、正しい角度で描けます。

 

 

キャラクターが上または下を見ている場合でも、同じようにガイドとして使用できます。三次元では、頭部は球体であり、耳の位置は変わらないことを覚えておいてください。

 

 

角度によって、耳の見え方は変わってきます。そのため、耳がどの角度でどう見えているかを忘れないようにしましょう。

 

 

 

パターン化

 

ここまで来て、耳を描くことは不可能ではないことに気づけました。

しかし、仕事がある人、アニメーションや漫画を見るのに忙しい人にとっては、詳しく描くことよりも、時間を節約することが重要です。

必要のない情報を取り除いてみましょう。

 

 

オススメは、あなたのお気に入りのアーティストの、最高の耳の描き方をよく見ることです。それらのいくつかは、Xや6のように、耳のパターンがデフォルメされています

 

 

 

ファンタジーの耳

 

人間？それとも別の惑星からの宇宙人！？魔法の生き物と人間を見分けるための、古典的で最も明白な方法は、彼らの耳を見ることです。

これはとても楽しい作業です。誇張された、ユニークなプロポーションを、自由に実験できます。

 

エルフと妖精

先のとがった長い耳は、これらの種族が一般的に持っている特性であるため、魔法、知恵、不死の象徴となっています。
人間の耳の外観はすでに分かっているので、他のシルエットにも同じパターンを適用してみましょう。 この場合、涙のしずくのような形になります。

 

 

人間の時と同じように、この耳を簡略化できます。

 

 

耳の通常のサイズ（少なくともベース）を維持すれば、どんなに誇張していても、非常に説得力ある見た目になります。

 

 

水生のキャラクター

キャラクターをデザインする時、彼らを取り巻く世界のさまざまな要素を紹介するのが大好きです。

海の生き物の場合、魚のヒレ、貝殻、水性植物など、インスピレーションを得ることができるものがたくさんあります。

キャラクターがこれらの要素に基づいていた場合、どんな耳になるか想像してみてください。結果は非常に興味深いものになるでしょう！

 

 

私はエルフの耳と同じ概念に沿った尖った耳に、魚のヒレの要素を追加し、さらに貝殻に触発されました！この耳は完全に水中で動くことができます！

 

 

 

動物

 

それぞれ種類によって独特の耳を持っているので、この作業を完璧にするためにはもう少し研究と実践が必要なのかもしれません。では、どのように始めたらよいでしょうか？

 

1.詳細を知るために、可能な限りすべての角度から見られる、十分な品質の参考写真を集めて使用します。直接見る機会のない動物に興味がある場合は、動いている姿が映るドキュメンタリーやビデオを見て、面白いと思った時に一時停止して、描きます！

 

2.それらの形を研究し、特徴に注目してください。彼らの耳は毛深いですか？彼らの耳の先端は尖っていて大きいですか？耳は動きますか？自分のスタイルで図面をシンプルにして構成しましょう。

 

3.キャラクターデザインをするときには、耳で感情を表現できるようにしてください。

もしペットを飼っているなら彼らの耳を見てみましょう。私たちのペットが悲しいときや幸せなとき、彼らはどのように反応しますか？

ネコ

私たちは、彼らが好奇心旺盛ですばしっこい生き物（多かれ少なかれ）であることを知っています。シャム猫の耳は非常に目立ちます。その耳は常に警戒しながら動き、猫の性格を強調しています。

 

犬

ビーグルは本当に面白い耳の表現をするので、描いてみたいと思いました。
彼らは遊び心のある犬であり、耳は彼らの動きに従って、どこにでも飛ぶので、それを描くのはまさに挑戦でした。

 

 

ウサギ

ウサギは耳が長いですが、他の種類のウサギと比べて、白ウサギの耳はあまり曲がったり落ちたりしません。
ほとんどが硬く、そしてわずかにアーチ型になっているのには驚きました。

 

 

絵を描き始めたらどれだけ学べるのか想像もつかないし、見ているだけでは不十分なので、練習することに言い訳はいりません！

 

この記事で役立つヒントを見つけることができることを願っています。